家の中では何を履いていますか?

パンツではありません、パンツは履いてください!

みなさんは家の中では素足でしょうか、靴下を履きますか?それともスリッパやぞうりでしょうか。

季節によって違うと思いますが、歩き癖がついたり転倒しやすい履物もありますので、今日の記事はそれらについて綴っています。

●スリッパを避けたい、その理由

スリッパは小さい頃からは履きなれており、履き替えも楽ですね。

一方で歩いている最中にスリッパが脱げてしまうという経験はありませんか?

スリッパは足にひっかけて履く履物のため、足の指を少し反ったり脱げないように足先に力が入りやすいものです。

また素足や靴であれば、蹴りだし時の後ろ足はつま先が下・踵が上になりますが、この歩き方ではスリッパが脱げてしまうため、この蹴りだしができない上にペタペタ歩く癖がつきます。

また、思わぬところで脱げてしまうので、転倒の危険もはらんでいます。

そのような点でスリッパを選ぶ際には、できるだけかかと部分も覆うタイプのものが良いかとは個人的に思います。

●ではおススメは?

やはり素足、または素足でぞうりをおススメします。

例えば以下のような理由があります。

  • 足指や足全体で歩ける
  • 足の筋肉を使いやすい
  • 足裏への刺激による身体全体・脳の活性化

足をのびのびと自由に使えることは、素足のもっとも大きなメリットです。蹴りだしや着地、足指も自然に床をつかむので足指も動くようになります。

また足裏マッサージは誰でも受けたことがあると思いますが、足裏への刺激はツボ(反射区)の刺激に繋がり身体を活性化します。

特に、足裏の刺激や歩く時の衝撃は、脳の血流にも影響すると言われており、実際に座り姿勢を講義でお伝えする時には「足の裏を着地させることで集中力があがる」ともお話しています。

ただ、素足では、思わぬところで足を怪我することも可能性としてはゼロではありません。そのような意味では、ぞうりがいいですね。

●緊急時を想定すると・・

東日本大震災などの災害時の対応を教訓に「いざという時のためにできる自宅でできる防災」について防災カフェで多くの主婦の方とお話したことがあります。

そこで出てきたご意見の中に

  • 枕元に運動靴( 靴底がゴムのもの )を置いて寝る
  • 普段から上履き用靴を履いている、近くに用意している

というものもありました。

逃げよう!といった時に、靴は履かないわけにはいきません。しかしスリッパでは危険、玄関から出れるとは限らない、棚が崩れた中を素足で歩くのはもっと危険ということで、このような防災対策をとられているそうです。

「いざと言う時にはこの靴を持って出る」という靴を決めておくことも良いかも知れませんね。

●最後に

スリッパを始め、当たり前に履いている靴で歩き方がおかしくなったり歩き癖がつくことはよくあります。

「なんだか歩きにくいなぁ」をそのまま放っておくということは、いざという時に「こうしておけばよかった」に繋がるかもしれません。これを機会に日常を見直してみませんか?

今のスリッパでいいのかな?この室内履き、へ垂れて歩きにくくなっていないかな?この靴を履いているとよくつまづくという靴はないかな? など。

当たり前の思考を見直すチャンスでもあります。

ぜひここでチェックしてみてくださいね!



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