一気にウォーキングが上手くなる腕振りの極意

こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。

ウォーキングにおける「腕振り」あまり意識していない方も多いのではないでしょうか。しかしこの腕振りの仕方で体への効果も違ってくるもの!今回は腕振りにフォーカスしてお話し致します。

ウォーキング時に良く見かける腕振りは

  • 体から腕が離れてぶんぶん動かしている
  • 前に大きく振っている
  • 左右で腕の振りに違いがある

などがあります。決して悪いわけではありませんが、より効果的なウォーキングや体に効く腕振りをしたいと思ったら最後までお読みください。

こちらの音声でもお聞き頂けます。

■腕の振り方

最初に腕の振り方をお伝えします。

  • ヒジを90度、軽くこぶしをつくる。この時親指は上にのせる
  • 体と平行になるように振る
  • ヒジを後ろに引くように振る

以上です。

簡単ですよね、でもこれが実際に振るとうまくいかない…というのが腕振りの難しいところであり面白いところです。

  • 後ろにいった時にヒジが伸びる
  • ㇵの字や逆ㇵの字に振っている
  • 前への振出しが大きい

となりがちです。

腕振りの練習方法のひとつとして、壁を背にし20cmほど前にでて壁にヒジをあてるように振るということがあります。どうぞお試しください。

■人間は歩きを習得するまでに〇年かかる!?

さて、話は変わりますがみなさんは歩けるようになるまで、どのくらいかかりましたか?

誰もが生後しばらくしてから、よちよちと歩きはじめ今ではすっかり当たり前のように歩いているものです。しかし実は歩くことを習得するまでには7年ほどかかると言われています。

赤ちゃんはハイハイで体の使い方を学び、やがて二本の足で立ちますがこの時は足を前にだしているだけです。ですから最初は前にしか進みません。成長し体のバランスが取れてくるようになると、荷物をもったり背負ったりしても歩けるようになり、方向転換もできるようになります。

やがて7年近くを経て、その人なりのバランスで安定して歩く筋力やバランス感覚などが養われていくというわけです。ある意味、この頃にはその人なりの歩き方が出来上がり、その後の生活習慣によって歩き癖がつきます。腕振りも日頃の生活習慣によって左右で違う振り方をしたり、どうしても後ろに振れなかったりということも起こり始めます。

■腕振りは、体に効く!

このように歩くことを身に着けるにあたって、意外と難しいのが腕振りです。例えば小学校低学年くらいまでの子どもに腕振りをし歩いてもらおうとしてもうまく振れません。腕が体から離れワキを広げて歩いたり、ぶんぶん振るので体もブレたりします。

上半身と下半身で別の動きをしつつ、体をひねりながら上下を連動させることがまだ身に着いていないからです。そう考えると腕を振って歩くことは、人間にとってシンプルかつ難しい動きともいえるかもしれません。

この腕振りがしっかりできると様々な良い効果があります。例えば

  • 肩こりや首こりの解消
  • 内臓が刺激されることによる、便秘などの解消
  • 姿勢が良い状態で歩ける
  • 冷え性解消

など。

腕振りは、日々のウォーキングを効果的にしてくれるだけではなく体にも多くの良い効果を与えてくれるのです。

■最後に

冒頭でご紹介した体に効く腕振りができると、スイスイ歩けるようになります。まるで足を前に出していないように水面を滑っているかのように歩けるのです。

これは上半身の腕振りが、下半身の足の動きとうまく連動するためで、自然にスピードも歩幅もあがります。

加齢により肩甲骨周りの筋肉が硬くなったり、動かしにくくなることもありますが、腕振りをマスターすることで筋肉もほぐれ日々も快調になっていきますよ!

あなどれない腕の振り、どうぞお試しくださいね。そして篠田にウォーキングを学んでみたいと思ったらレッスンや講座のスケジュールもご覧になってみてください。きっと目からうろこの発見がありますよ!



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