こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
過日、長く不動産経営に携わる大家さん方々を訪問させて頂き、いろいろなお話を聞くことができました。
築年数や利便性の観点では一見不利な点を持ち合わせていながらも、満室経営やおもしろみのある経営をしているという観点でそのお話や考え方には共通点がいくつもあり、なぜ人気物件なのか、そしてなぜ入居者が笑顔で満足して暮らし続けてくださるのかなどは
- 不動産を経営している方、これからしたい方
- 住まい探しをしている方
の両方にとって、役立つエッセンスをお聞きできたと思いブログにまとめてみようと思います。
■適度なコミュニケーションとゆるやかな関係
言葉にすると平たくなりますが、適度なコミュニケーションでゆるやかな関係を構築していらっしゃいました。
コミュニケーションの取り方はそれぞれですが、
- 内見の時に必ず顔合わせをする
- 住む人や入居検討者が気軽に質問できる姿勢
- ちょっとした手入れなどで物件に来た際には笑顔で挨拶をする
- あの部屋の子どもさんは今○歳など住む人の顔を把握している
など。
コミュニケーションの取り方・取られ方には好き不好きがあるかもしれませんが、少なくとも大家さんが入居者と関わろうとする姿勢があることは、きっと入居者にとって安心感につながりますよね。
- もし困ったことがあれば言ってくださいね
- この街のことはよく知っているので案内しますよ
なんて言って頂けたら、なんて頼もしいことでしょう。
ちなみにこの適度なコミュニケーションやゆるやかな関係は私が今まで出会った「いい大家さんだな、この人の物件に住みたいな」と思う方全般にも共通する事です。
■ソフト面のくふうをしている
コミュニケーションの一環にはなりますが、ソフト面に力を入れていることも大きな特長でした。
例えば
- ハロウィンやクリスマスの時期には共有部を飾りつけし季節感を演出する
- 地元の野菜を提供する
など。
このような人としてのつながりがはからずも、まるで物件がひとつの村かのようなコミュニティ形成を促しているように思います。
ちいさなコミュニティは防災や治安面でもとても有効で、平和で安心・安全な暮らしの指標でもあると考えます。
■最後に
過去のブログでも書きましたが、心地よい住まいはスペックだけでは決まりません。なぜなら住まいは暮らしであり、暮らしは生きることであり、生きることはわたしたちの人生そのものです。
住まいを探す側から見れば、いい人生を送りたいなら、心地のよい住まいを見つけること、大家さん側から言えば、心地よい住まいの提供とは、いい人生の提供であるということですかね。
住まいを探す側からいえば、心地よい住まいを提供しよう!という大家さんに出会いたいものですから、その具体的な見つけ方などはまたブログにまとめたいと思います。
また、大家さんや不動産関係の皆様には、心地よい住まいを入居検討者へアピールするひとつの術として物件価値を高める周辺環境リサーチをご提供しております。ご興味がございましたらサイトものぞいてみてください。