こんにちわ、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。
ふだんから、胃がもたれたりつかえたりと胃の調子が悪いということはありませんか?胃薬を飲んだり病院にいっても良くならない。もしそういうことがあれば、あなたは「背中猫背」という種類の猫背をもっているかもしれません。
背中猫背というのはその言葉通り「背中の部分が大きく後ろに丸くなっているタイプの猫背」です。この猫背が続くと、
- 呼吸がしにくい、特に夕方。
- 逆流性食道炎などが起こりやすい、胃が痛いなど不調がある
- 階段ののぼりおりで、すぐに息があがる
など、胃もたれ以外にも体に悪影響があります。
この状態では仕事に集中できなかったり、何か大きな病気なのではと心配ですよね。実際、私の経験では、夕方になると息が浅くなるがなんでだろう・・と思っている人は男性の方で特に多く、疲れやすかったり夕方には一日へとへとという方もいます。
すべてがこの「背中猫背のせい」ではありませんが、背中猫背を改善することで、体が快適になり、印象も良くなり、心も前向きになったらいいなと思いませんか。
【もしかして背中猫背?チェックリスト】
- 夕方になると息が苦しい、呼吸が浅くなる
- 風邪をひくと、まず咳がでたり食欲がなくなる
- 座ってパソコンをする時間が長い方だ
- のびをすると背中がとても気持ちがいいと感じる
- ストレスを感じると胃腸の調子が悪くなる
- 壁に頭・肩甲骨・おしり・かかとをつけようとしても頭がういてしまう
以上のことがあれば背中猫背の可能性があります。特に一番最後の「壁に頭・肩甲骨・おしり・かかとをつけようとしても頭がういてしまう」については、背中猫背のせいで、頭が前に出た”前首”にもなっているかもしれません。
【背中猫背になりやすい生活習慣】
ここで実験です。まず立って猫背になってみてください。次にイスに座って猫背になってみてください。猫背になりやすいのはどちらですか?きっと立っている時よりも座っている時の方が、背中を丸めやすく猫背にしやすいのが分かると思います。そして猫背で座ると胃がつぶれますよね。つまり、まず座り時間が長いほど猫背になりやすいといえ、座っているとなおさら胃が痛むということがあります。
次に、イスに座って仕事をしたりパソコンを使っている時、体とキーボードの間に資料をおいて仕事をする機会が多いと首を前につきだしたくなり、そのために背中を丸くするということが起こってきます。
【ではどうすればいいか、改善案】
環境・体・心的の3つの視点でお答えします。
●環境を整える
猫背は環境によって作られる。気合ややる気で背中猫背を解消しようと思ってもこれは難しい。まずは環境を整えることが最初の一歩と言えるでしょう。
●体を整える
ここでご紹介するのは背中猫背だけでなく、ほぼすべての猫背に良い猫背解消体操である。丸まった筋肉の癖をとり、背中をスッキリ伸ばしてくれる。
●心を整える
背中猫背はちょうど胃に関係する神経にも影響を与えるため、ストレスを感じると胃が痛くなるということも考えられます。そもそも背中猫背になりやすい方は、視線が下がりやすく悩むと自分の世界に入り込みやすく社交的なように見えてもかなり周りに気を使っていたりと繊細な思考の癖を持っています。
下を向いている時間が長いと思ったら空や木々などに視点を向け、いったん思考を切ることが有効でしょう。
【最後に】
実は私も最初は「姿勢を意識でなんとかしよう」としていました。しかし環境を整え体を整えた方が圧倒的に無理がなく、体が痛くなりません。(意識だけでやろうと頑張っている時には、体の痛みが続いたり、周りに頑張っている感が伝わっていましたから)
背中猫背が良くなってくると、胃もたれや呼吸だけではなく肩が軽くなるなどの体への良い効果もあります。また脳や神経にも良い影響を与えるため、集中力が続くようになったりモチベーションがあがってきます。加えて印象があがることはもちろんです。
なかなか背中猫背がうまく改善できていないな・・と感じる時には歩き方診断もご利用ください。特にオンラインであれば、実際の環境を見ながらより実生活に生きますし、自分でやるよりも一気に理解も深まりその場で改善できます。
もっと仕事に集中でき印象も良くなり、心も明るくなる!じわじわ効いてくる姿勢の威力で、きっと 未来をより明るく前向きに捉えて歩んでいけますよ!