歩く時間をつくるために私がしていること

こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。

「歩く時間がない」「ウォーキングをしたいと思っているけれど、ついつい仕事などで後回しになってしまう」ということはありませんか。

在宅ワークが増えたとはいえ、パソコンを触る時間が短くなったかといえばそうでもないし、逆に時間の切り分けができずだらだらとパソコンをしていませんか。こうなると本来したいことができず気が付いたら一日が終わるということも。それで1年経ち2年経ち、いつの間にか60代になって定年なんてことにならないよう、自分のやりたいことに時間を使う自分でいたいですよね。

<例えばこんな方に>

  • ウォーキングか散歩くらいしたいと思っているけど、ついつい時間がなくしないままで一日が終わる
  • 毎日歩くくらいはしたいのに、ついつい仕事をしてしまう
  • 時間の管理が苦手。気がつくと一日が終わっている
  • あれもこれもしなければと思っているうちに一日が終わる
  • もっと時間をちゃんと使いたいと思っている

【時間をつくるためにやっていること3選】

●仕事のための仕事を極力減らす

仕事のための仕事とは、本当の仕事とは関係がほとんどない、または、してもしなくてもいい”仕事っぽいこと”です。例えば私は自営ですからこのようにブログを書いたりSNSを更新します。また事前の打ち合わせや請求書の作成もします。極端に言えば、ブログもSNSも請求書の作成も仕事そのものではありません。仕事に付随した”仕事っぽいこと”です。できたら本当に私がしなければいけない仕事にだけ、本当に自分がしたい仕事にだけ自分の力と時間を使いたいと思っています。とはいえ、ひとりでやっている仕事ですし、ことブログについては仕事の一部だと明確に思っていますし請求書も発行しないわけにはいきません。しかし、世の中にはそこにも至らない「それは仕事ではありませんよね?」という”仕事っぽいこと”がごろごろしています。

何を仕事とみなすかは人それぞれですが、私としては

  • むやみやたらとSNSで友達申請したりいいね、コメントしている:SNSは自分を思い出してもらうツールですが、時間を費やしやすいことは事実。SNSは特に付き合い方によっては仕事の枠をこえ多くの時間を奪います。
  • ミーティングのための資料作り:特に内輪のミーティングで、あとから見返しもしない(と、きっとみんな分かっている)資料を丹念に細やかに見直し作るのは不毛です。むしろ議事録の方が大切ではないかと思います。

ちなみに受講する側、プレゼンされる側としてたまに感じることですが「誰が見て何を理解してもらうかではなく、自社や商品の優位性と重要性を説いているだけ」のプレゼン資料を今私は見せられているんだよな~と感じるということはあります。 きっとすごく時間をかけたプレゼン資料だろうと思いますが。

・・・とはいえ、お恥ずかしながら私もプレゼン資料に何時間も費やし色などの見た目などにこりにこっていた時期もあります。素晴らしいプレゼン資料こそ、できる人の代名詞!と思っていたことも。今思えば自己満足ですね、本当にお恥ずかしながら。ですからきっと一度は誰でも通る道だと思いますが、「資料がなくても印象に残る言葉や立ち居振る舞いによるプレゼンテーション」ができたら最高ですよね。個人的には資料が大切ではなく伝え方かと、今は思います


●誰のため何のためを考える

それ本当に今すぐ必要ですか?という仕事や対応もあります。例えば「今日中に資料を送って」「今すぐ○○教えてください!」というメッセージをもらうことはないでしょうか。今の私の仕事のスタイルではほとんどありませんが、ゼロではありません。また私の経験上、本当に今すぐ何とかしなければいけない案件はほとんどありません。本当に深刻なケースの場合には電話がかかってきますし理由も明快です。一般的に会社の中でもよくあることだと思いますが、 これは単純に相手の都合のだけことも。

  • (相手が)明日休みたいので、(私に)今日中に回答をもらい仕事を終わらせたいための「今すぐ」
  • (相手が)お客様から今日中にと言われたので、そのまま(私に)に伝えてきただけの「今すぐ」

特に2番目は現場でよくありそうですね。 お客様の要望をハンドリングできず伝えてくるのは担当者の力不足でしょう。「なぜ、今すぐなのか」「それは誰のための何のためなのか」。自分の時間を削ってでも対応することなのかを見極める必要はあると思います。

なんといっても「今すぐ」が軽微な作業とな限りませんから。いったん引き受ければ、思ったより作業に時間がかかったとしても「今すぐと言ったのに!」と不満を持たれることになります。不条理ですがよくあります。

ちなみに「今日中に資料を作って送ってほしい」と突然言われることは私もあります。このような場合 「(自分の講演や講座であれば)ホワイトボードひとつでできるので、プレゼン資料はいりません。」としたうえで、 「それでも、もし資料が必要であるということであれば、おだしするのは〇日になります。それ以前であればご希望に添えません。」と伝えます。

もちろん、私も最初からそういうスタンスをとれていたわけではありません。「大変そうだし、今時間あるし」と引き受けることもありました。しかし結果的に、自分のやりたいことの時間を削って対応したわりには効果が低い。つまり「無理を言えばやってくれる人」になってしまい、どんどん無理な要求が増えていきます。こういうものですよね。


●環境を整える

仕事のための仕事を減らし、誰のため何のためを考え相手の都合で動かない・・という働き方をしてもOKな人と一緒に仕事ができる環境を整えていくというのが一番です。

これは自営であるからこそできること、と思われるかもしれませんが、風通しの良い会社であれば、比較的実現しやすいのではないでしょうか。

少し話は変わりますが、毎日5分10分遅刻する人がいると、周りがその人に対応して、ミーティング時間を5分10分遅らせて設定するということがあるそうです。もちろん最初は「遅刻するなんてとんでもない!時間通りに来なさい!」というお叱りはあるわけですが、それでも遅刻スタイルを貫き通していると周りが合わせてくる。これは なんでも笑って許されるキャラや我関せずというマイペースなキャラの方だとハマりますね。まじめでちゃんとしている人にはきっと向きません。

ちなみにこの遅刻のたとえ話で大切なポイントは「毎日欠かさずする」ということです。たまに遅刻ではなくて、いつも遅刻。

話を戻し、自分で働きやすい環境をつくることが、心地の良い働き方をつくることになり、こうなれば自分で時間を思うように使うことができます。時間はかかるかもしれませんが、毎日、ひとつひとつの仕事に対して「これは仕事がそうでないのか」「本当にやるべきことか」「誰の何のためにやるのか」を問い自分がどう動くか決める。その繰り返しです

【最後に】

こうしてまとめてみると、時間を見つめ直すことは人間関係や関わり方を見つめ直すことなのかもしれません。SNSだって内輪のミーティングのためのプレゼンだって「他人からよく見られたい」ということの表れでもあるでしょうし。

そして仕事のための仕事をする人ほど他人を自分の都合で動かそうとする傾向があるように私は感じます。みなさんはどのように思いますか? 自分自身が仕事のための仕事をするほど、他人を動かしてしまう、そう思えば仕事っぽいことをもっとそぎ落として、自分に集中するというのは生き方として私は好きです。

そうはいっても、私もまだ仕事っぽいことに振り回されていることが多いと思います。まずは自分がそういう状態だと認識したという段階なのかもしれませんね。

一緒にコツコツと、歩く時間や自分のやりたいことの時間をつくるために見つめ直してまいりましょうね。きっと半年1年経ったときに、自分の思うように一日を送るための変化が起こっていると思いますよ!



関連記事一覧

最近の投稿

月別アーカイブ

PAGE TOP