●週末、ちょっといける都内のスポット
東京も梅雨にはいりましたね。こんな梅雨の時期、週末のんびり家で過ごすのもいいですが、食べてばっかりで鬱々と家にいては、運動不足も体重も気になってくるもの。そんなあなたに、ちょこっと足を伸ばしていけるお気軽な都内のスポット「品川神社」をご紹介します。1駅前から歩いていっても良し、どうしても歩くのが苦手という方も最寄り駅から徒歩1分だから電車で乗り付けても良しで、ふらっといけるスポット、趣(おもむき)のあるスポットなので雨の季節にしっとりと楽しんでほしいスポットです。
●品川から1駅、徒歩1分、駅前の富士山
「品川神社」は京浜急行・新馬場駅から徒歩1分の好立地な神社。リフレッシュするなら品川駅をおりて東海道品川宿の街並みをぶらぶら楽しみながら、3、40分ほど歩いてみるのをお勧めします。
大きい割に人が少なくひっそりしている神社です。岩を積み上げてつくった富士山「品川富士」(富士塚)は名所であり、都内最大の大きさをほこります。もちろん登ることもできます。思ったよりも登りがいがあり8合目までくると富士山を登っている錯覚に落ち入るほど。頂上まで登ると、一気に視界がひらけ、目の前には京浜急行と品川の街、そして空という広い空間が広がりますから「登った〜」という充実感もあるでしょう。
●今も昔も、富士山は日本人の心のよりどころ。
「富士講」という言葉をご存知でしょうか、一言でいえば富士山信仰の人々の集まり・団体です。江戸でも盛んつくられた富士講ですが、実際に富士山に行くにはお金もかかるし体力もいる・・ということで、選ばれし代表者が実際に富士山に登り、みんなの「富士山へ登りたい」という思いを届けかなえるのです。代表者以外はこの「富士塚」のような小さな富士を神社につくり、ここを登ることで富士山へ思いを馳せ祈っていたのですね。「好きすぎて、好きすぎて、近くにミニチュア富士山を作ってしまう」(!)そんな発想はおそらく日本人ならではでしょう。
●ひっそり金運アップ・一粒萬倍の泉
他にもこの神社には見所があります、それが「一粒萬倍の泉」。むかって右側にある赤い鳥居が並ぶ細い道をいくと、阿那稲荷神社の上社と下社がひっそりたたずんでいます。言葉にはできないなんともいえない雰囲気があり、雨の日だと一層その趣が増す場所、気軽に写真など撮れない雰囲気さえ感じます。この中にある一粒萬倍の泉は冷たい泉の中でお金を洗うと金運がアップすると密かに流行っている泉です。
いかがでしたか?歩いていけるスポット。歴史、日本人ならではの文化を感じる品川富士。一粒萬倍の泉・・。週末少し時間があればいける場所、ぜひ実際に足を運んでみてくださいね。
篠田洋江
ショーウインドウに映ったひどい猫背、がさつな歩き方の自分に愕然としたことから、歩き方や姿勢を学ぶ。21歳で患ったヘルニアも、悪い姿勢や高いヒールでの間違った歩きが原因だったと知り、現在はウォーキング教室やセミナー、そしてコンテストファイナリストや読者モデルへの歩き方の指導など、のべ7000人以上の姿勢歩き方を指導している。またウォーキングイベントも積極的に行い、歩くきっかけつくりやウォーキングから美しく健康になる習慣つくりにも取り組んでいる。
サイト:http://cowalking.jp