うまくいっている時ほど地に足裏をつけて歩こう

こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。

「何もかもうまくいていると思っていたら、思わぬところから足元をすくわれた」という経験はありませんか?大なり小なり起業している人もそうでない人もご経験があるのではないでしょうか。

思わぬところから思わぬ人からの「まさか」。このような事態に備え、またこのような状態を招かないようにするには「何事もうまくいっている時ほど、地に足をつけて歩く」ということがとても大切になってきます。

本日は感覚的な話になりますので好き不好きが分かれるかと思いますが、よろしければ最後までお読みください。

この内容は音声ブログvoicy、または下記の音声からお聞き頂けます。

【何もかもうまくいっているなら】

何もかもうまくいき、こわいくらい順調に進んでいるという時には人間どうしても浮足立ってしまうものです。テンションがあがりすべてがうまくいくような気さえする。神様が味方をしてくれているような気さえする。そんな時こそ「地に足をつけて歩く」「体に重みを感じて歩く」ということをしましょう。

あくまで歩き方からみる私の見立てですが、”気”があがった状態続きあがりすぎると、物理的に存在する”体”もふわっと浮いてしまうものです。これは現実的に浮いているというわけではなく、浮いているようにふわふわ歩いているようなのです。歩く時の足さばき、足の着地があまりに軽やかすぎて、浮ついている歩き方といえます。

歩くことはあまりに何気ないために、自分ではコントロールできないところだからこそ、その人の気状態がよく現れてやすいのだと私は解釈しています。

このように、あまりにうまくいきすぎている、あるいは夢見がちで「あそこに行けば、私はもっと幸せになれるかもしれない」という現実を否定することからくる現実逃避時には、物理的な目は現実を捉えているのに、頭に映し出された映像はどこを見ているか分からない表情だったりもします。

【気のバランスがとれている姿勢とは】

よく「良い姿勢」を説明するときに「頭が上から引っ張られているように」ということがあります。髪の毛を引っ張られるように、上から糸が伸びていると思って立ちましょうなど。確かに上に引っ張ることも大切なのですが、実際の感覚としては上にも下にも引っ張られ、下腹の「丹田」でバランスがとれている状態というのが、腹が座り何事にも動じない心身をつくる基本だと私は思っています。

これは人によりますが、歩き方をみてあまりに足に重みがある場合は上を強調しますし、上に上がりすぎている人にも下(足元)を強調して私は指導することがあります。つまり良い姿勢、バランスがとれている姿勢とは、人によって違うのです。

体形や体の使い方という以外に、気の使い方といいますかそういうものからも、姿勢のバランスをとることが、心身のバランスをとることにつながります。

【足の裏を使う】

少し浮ついているな、何かうまくいきすぎていると感じたら、足の裏の感覚を敏感に感じながら歩いてみてください。足の裏の感覚は分かるようで分からないものです。手のひらのようにはいきません。

かかと小指側、親指側、足の指。足の指でも親指から小指までの裏を感じながら歩きます。また、けりだしと前足(ふんばり)どちらかに重きを置くとしたら、この場合は前足のふんばりです。浮ついている時には特にふんばり時に足をピタッと地面と密着させましょう。

なかなか難しいのですが、これができると腹が座ります。どこから妬みを買っているか分からなかったり足元をすくわれそうになっても「何があっても動じない」「その状態を受け止める」というマインドが作られます。そういう意味では瞑想的な効果があるといえるかもしれません。

【最後に】

うまくいっている、波に乗っているということ自体は素晴らしいことです。もっとこうなりたい、ああなりたいと夢や自分の未来を思い描くことも素晴らしいことです。

一方で地に足をつける、言い換えれば現実をみることによって、より波に乗れる、より夢に向かって歩める。そう考えて頂き、物理的な体から現実をみて、意識して、自分の心・頭・思考で、体を動かすことによってより冷静になり、さらに波にのることができます。

一歩づつ階段をあがるがごとく、しっかりと地を踏みしめながら、確実に思い描く良い未来に歩んでまいりましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

自分の場合はどうかなと思ったら、歩き方診断のサイトものぞいてみてくださいね。



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