こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
駅の階段をカッカと歩く人に思わず目を向けてしまうことはありませんか?思わず「怒ってる?」「イライラしてる?」と聞きたくなるようだったりすることも。本日はなぜ歩く時にうるさい音がするのかについて綴っていきます。
音声でもお話ししています。音声で聞きたい方は下記をお聞きください。
【歩き方がうるさい!の原因とは】
●靴の問題
まず履いている靴の問題があります。
- ミュール (かかとのない、サンダル履きのようなもの)
- バックストラップ、かつかかとからストラップが外れているもの
- ヒール部分が太いものや重いもの
- ヒール部分の靴底が金属で補強してあるもの
ミュールは最たるもので階段の上り下りで音をさせずに歩くのは至難の業です。さっと履けて楽ちんなので、夏はとくに通勤にも重宝している、という方も多いのではないでしょうか。
ただ、 じゅうたんの上ならともかく一般のコンクリートの上では、正直ミュールで静かで美しく上品に歩く事は非常に難しいというのが私の見解です。
またヒール部分を金属で補強したものは、ヒールのゴムが擦り切れて何度もヒールの修理に行く・・なんてことをしなくて良いのでこちらも楽ちんなんですよね。ただ金属ですので歩き方によっては金属音が鳴り響いてしまいます。
●歩き方
音がうるさい!の原因の大きなひとつが歩き方です。
ミュールの場合は、靴が歩行についてこないためどんなに装飾が素晴らしくても難しいのですが、靴ベルトといわれるベルトをした上でのこの項にでてくるポイントを意識してみてください。
ヒールの場合は「足に必要以上に力を入れて歩く」「 階段や地面に足を叩きつけるように歩く 」という歩き方が多く見られます。
本来力をいれたい部分に力を使えておらず、足の力を無理矢理使って歩きますので、関節への負担や不要な筋肉をつけることになります。これは避けたいですね!
階段の上り下りにポイントをしぼった歩き方をお伝えします。さっそく明日から、いえ今日から歩き方を見直しましょう!
- 肚(丹田)・・・下っ腹のあたり。に力をいれて姿勢を正す
- ふとももの後ろ側を使って足を出す。(意識!)
- 肚 でコントロールして足を置く。(バンッ!と置かない。そっと置く)
- 体重を一気に前足にかける
【このような靴や歩き方をする方の心理・癖】
うるさい歩き方を身体面と心理・感情面で紐解いてみましょう。
身体的には慢性的な疲労が考えられます。疲れてくると姿勢が崩れたりだらっとしたくなりませんか?疲れてくると脳で身体をコントールができなくなるため、重くて硬いものを上から叩き落すような四肢の使い方になってしまいます。
また心理・感情面でいうと、人は怒りや鬱憤などの”圧”を身体を動かすことで抜こうとします。壁をなぐったり椅子を蹴ったりというのもそれにあたるかもしれません。足や手という身体をぶんぶん振り回すことで圧は下がるわけですが、うるさい歩き方というのも手足をぶんぶん動かすことなので、「感情を晴らしたい、うっぷんが溜まっている、焦り、怒りなど、心が平和とは言えない状態である」と考えられます。慢性的に心に余裕がないかもしれません。
疲れている時に明確にでるのが身体の癖、思考の癖ですから、簡単にまとめると心身どちらかかいずれかが慢性的に疲れている状態で心に余裕がなく、何をやってもいまいちうまく回らない状態だと思われます。
疲れ切る前に身体の癖、思考の癖を歩き方診断で見つめ直してみませんか?もしご興味がございましたら歩き方診断のサイトものぞいてみてくださいね。思考=心理が変わると歩き方も変わりますよ!きっとその時のあなたにピッタリの意外な発見があると思います。
以上、歩き方がうるさい!というのは周りが指摘しにくいもの。もしかしたらカツカツ音がしているかもと思ったらこのブログを参考にチェックしてみてくださね!きっと美しい歩き方に近づきますよ。