笑いながら身体を動かす。その原点「ウォーキングセッションの現場から」

姿勢と歩き方の専門家 篠田洋江です。

10月10日から12日までの3日間、KITTE丸の内で開催された「歩く人生に、つづきを。展」で、ウォーキングセッションを担当しました。

今回のイベントは、ジンマー・バイオメット合同会社様による、関節の痛みの「見えにくい我慢」に気づき、これからも歩き続けられる暮らしを、本人と家族が一緒に考えるための啓発プロジェクトです。

私は「歩き続けるための姿勢と歩き方」をテーマに、1日2回、各30分のセッションを担当しました。

姿勢編と歩き方編、両方に続けて参加してくださる方も多く、3日間、たくさんの方と身体を動かす時間をご一緒しました。

◆私のセッションは、結構笑います(笑)

参加してくださった方はお分かりかと思いますが、私のセッションは、結構笑います。

立ったり、歩いたり、ひげダンスしたり(笑)

身体の使い方を確かめながら、みんなで笑って身体を動かす。

実は、こういう進め方には原点があります。

◆身体を動かしてもらうには、どうしたらいい?

以前、産学協同の認知症予防ダンスの仕事で、全国の介護施設などを訪ねていた頃のことです。

施設の利用者の皆さんは、必ずしも認知症予防やダンスをしたくて集まっているわけではありません。

まずは、こちらに関心を向けてもらうことから始まることもよくありました。

そんな場で、身体の仕組みや運動の大切さを小難しく説明しても、なかなか伝わりませんし、それだけでは身体を動かしてもらえません。

では、どうしたら身体を動かしてもらえるだろう。

どうしたら、楽しんでいただけるだろう。

利用者の皆さんも、ご家族も、施設の職員の皆さんも、一緒になって笑い、楽しめる時間にするにはどうしたらいいだろう。

利用者の皆さんも、ご家族も、施設の職員の皆さんも、一緒になって笑い、楽しめる時間にしたい。

そんなことを考えながら、各地を回っていました。

最初から興味を持って参加してくださる方に教えるのと、そうではない方に身体を動かしてもらうのとでは、必要な工夫は違います。

その経験が、今のウォーキングセッションにもつながっています。

◆笑って、動いて、自分の身体に気づく

もちろん、ただ笑って終わりではありません。

姿勢や歩き方、身体の使い方について、専門家として伝えるべきことはきちんと伝える。

でも、難しい顔をして、かしこまって頑張らなくてもいい。

笑いながらやっているうちに、いつの間にか気持ちが乗って、身体も動きはじめる。自分の身体のことに「あれ?」と気づく。

今回も「呼吸がしやすくなった」「足首がやわらかくなった」といった感想をいただきました。

30分という短い時間ですが、そんな発見を持ち帰っていただけ、うれしいです。

身体を動かすことに、最初から前向きな人ばかりではない。だからこそ、まず「ちょっとやってみようかな」と思える時間をつくることを、これからも大切にしていきたいと思います。

3日間、会場でご一緒した皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。



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