こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
- 毎日の散歩をもっと楽しくしたい
- 歩くことを楽しみたい
- 自分の街の魅力は何かと聞かれても浮かんでこない
- 街の魅力と言っても、メディアで取り上げられるような情報くらいしか浮かばない
街の魅力だけではなく、自身の魅力や仕事の魅力、新しい価値を発掘するのにおススメの本をご紹介します。
魅力は、近すぎると見えない・興味がないと見えない という特性があると私は考えています。だからこそ身の回りの当たり前のことや、何気なく通りすぎている景色から歩く楽しみや街の魅力が発掘できると、とたんに歩くのが楽しくなるんですよ!
■マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
今回ご紹介するのは、山口周さん著の「マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」です。
単行本とkindle版(電子書籍)がありますが、いずれもマンガ解説のためさくっと分かりやすく「美意識」について学ぶことができます。
・単行本↓
・kindle版(電子書籍) ↓ ※こちらの方が少し安いですね。
【おすすめの理由】
アジサイ食品という架空の会社の企画開発部を舞台に、試作品開発というシーンを展開しながら、どのように美意識が使われるのか・なぜこれからの時代に美意識が必要なのかを、思考パターンの異なる3人の登場人物をメインに山口周さんも登場し解説します。
マトリックスや階層構造・ベン図などの図解もあり、構造的な美意識の解説もあるのでマンガを読まず図解だけで美意識の概略をつかむこともできます。
さて、ではなぜこの本が街の魅力の発掘に役立つかというと、固定観念のパターン認識から脱却する”本質的”な手法が紹介されているからです。
つまり歩くのが楽しくなる街の魅力の見つけ方だけではなく、人生や仕事すべてにおいて本質的に有効なのです!AIやデジタルが台頭する現代におけるこれからのビジネス志向なのかもしれません。
私自身も、これまで自身がもつ街歩きの観察眼をどのように表現すればよいか分かっていませんでした。この本を読み、そういうこと!とガテンがいき、いたく感心しました。
街の魅力を多面的に見る発想法でありながら、仕事や思考の転換にも使えるという人生に有効な本だと私は思います。
【マンガ版以外もあり志向によって選べる】
ちなみに、マンガ版ではない通常の本(親書)もあります。マンガ版より安いですね。
kindle版(電子書籍)↓
もっと美意識について学び、仕事にいかしたいという方には、山口周さん監修の「ハーバードの美意識を磨く授業: AIにはつくりえない「価値」を生み出すには」という本もあります。(2cmくらいある本ですので覚悟して)
【最後に】
この本を読むことで勇気づけられる人もいるのではないでしょうか。例えばデータ主義や経験主義といった人を理論や論理で説得したり納得させてきたこれまでとは違うアプローチだからです。
「うまく言葉にできなくて理論では説明できない」という経験や機会が多い方には特に役立つと思いますし、そのような方こそ街の魅力を発掘する力があると考えます。
脱・理論を理論で語れる山口さんの思考も参考になります。どうぞ気軽に読んでみてください。きっと街の見え方や周りの見え方が変わり楽しさや好奇心が高まりますよ!