「私はいいことをしている」という善意の思い込みから、無駄な動きをしていませんか?
すこしキツイかも知れませんが、無意識に行っている善意の思い込みは、自分で自分の心を乱す、心の平和を乱すの振る舞いです。
過日歩き方診断を受けて下さった方の歩き方は、ちゃんとしようとし、自分の歩きを”評価”されることを前提とした歩き方に見えました。
不自然で人に見られている、周りの目ありきの歩き方です。
また受け答えも表面的に聞き心地の良い言葉が並びます。 そしてよく聞いていくと、さらにこんな言葉の傾向がありました。
- 会社やみんなの為にと思ってやったのに、相手が思ったより喜んでくれなかった
- 先回りして案を提案し、策を尽くしたのに採用されない、褒められない
- あれもしてあげれば喜ぶだろうと、忙しい中でも色々してあげたのに相手はそれが普通だと思っているようだ
決して悪意ではなく無意識の善意です。
面倒見がよく、相手の事をすごく大切にしおもんばかる、がゆえにそれが相手が求めている事とは違う独善的な動きをしてしまう。
これは良かれと思っているがために切ないかもしれません。
ご本人は良かれと思って自分の時間をさいてやっていることなのに。
常に周りが求めているだろうというものを先回りして対応することで、自己評価・自分の存在価値を見いだしたい。優等生でありたい。
周りありきの動きは歩き方にバッチリ現れていました。
自分で自分を傷つけてしまう原因は自分が行っている行動、そしてその行動を引き起こす思考の癖があります。
歩き方でその何が分かるの?といわれるかもしれませんが、歩き方診断で歩き方を見て、歩き方を改善しているそのプロセスをみればそれは明快です。