雨の日や階段、視界が悪い時に転倒しそうになったことはありませんか?
今日は転倒予防と転倒した時の為にできることを綴りました。

●靴の選び方
まずおススメなのは、レインシューズです。最近はデザインも形も豊富になってきていますので、晴雨兼用で使えるものも多くでていますね。
レインシューズは靴底のデザインや素材にも工夫がされており、雨に濡れた地面と、靴の接地時に起こりやすい、つるっとすべる現象が起こりにくく作られています。
通常の靴であれば、
- 靴底を確認すること
- 試着の際に、色々な床を歩いてみること
以上が大きなポイントです。
靴底に凹凸があれば大丈夫、と思ったらそうでもありません。靴底のデザインによっては滑りやすいデザインもあります。例えば、波状で一定方向の凹凸がデザインは、波と波の間に水が入りこみすべりこむもの。スニーカーで滑りやすいのはこのためです。
試着時にじゅうたんの上を歩くのはある意味非日常です。日常の生活では通勤通学と、基本的にコンクリートなどの上を歩くのですから、絨毯のひかれていない床も歩いてみましょう。
「じゅうたんではないところも歩いて確認したい」といえば店員さんも喜んで「どうぞ」と言ってくれます。
●歩き方
通常時は、蹴りだしが大切、膝を伸ばして颯爽と歩きましょうと話しますが、雨の日は重心をやや下にし膝を少し曲げて上半身をやや前にもってくるくらいの慎重さがあってもよいでしょう。
足の裏すべてが地面に着地しているということを一歩一歩確かめて進みます。
重要なのは、重心が後ろ重心にならないことです。
例えば、スケートをする時に後ろに重心を持ってくると足が前に進み、うしろにドスンと転んでしまいますが、これと同じことです。
やや前かがみになり頭とお尻で前後のバランスをとりましょう。
足の裏の着地、そして後ろ重心にならないこと、ですね。
●転倒を想定した転倒予防
いくら注意を払っていても転ぶときは転びます。この転んだ時も想定しておくのが、本当の意味の転倒予防かもしれません。
雨の日に限らず、転倒で一番怖いのは骨折や捻挫です。
実は高齢の方に限った例で言えば、転倒によって一番骨折しやすいのは「手首」なんです。
これは手首の骨がもっとも骨密度が低く、歳を重ねるごとに関節としての柔軟性が失われていくためで、いざと言う時に90度に曲がらない!うごかない!為に地面に手を突こうとしてつけないで骨折、ということもあるんです。
手首、足首という関節周りを日頃からストレッチしておくこと。回したりぶらぶらさせたりという簡単なもので構いません。とにかくいざという時にさっと手が付けられる柔軟性をキープしておくことです。
40代以上の中高年の方は、知らず知らずのうちに固くなっていますからチェックですよ!
●最後に
長靴やすべりにくい靴でもすべってしまうことはあります。また普段の歩き方が後ろ重心になっていると、どうしても滑りやすくなってしまいますね。
歩き方を見つめ直すことで、日々の仕事や暮らしの中での、転倒やひやっとした瞬間の確立が下がるかもしれません。
歩き方を見つめ直してみたいと思ったら、ご連絡くださいね。意外な発見もあるかもしれません!