「上司なのにどうしてこんなこともできないの!」という気持ちになったことはありませんか?
上司なんだから「当然」「自分より」「有能」でしょ!?そんな苛立ちや思いが歩き方のメッセージとして伝わってくることもあります。
仕事は人生のほとんどの時間を占めますから、ストレスが溜まりますよね💦
さて、そのような方の歩き方は、一見大きな癖もなく整っているように見えます。が、どこかぎこちない。そのぎこちなさを隠そうとする手足や表情の微妙な動かし方が透けて見えます。
ぎこちなさを隠そうとするというのがポイントです。
診断をさせて頂いても、たいてい誠実で正義感があり、ちゃんと仕事もし、結果を出したい!と頑張っている真面目な方。そして頑張っているからこそ、上司に「どうして!」という思いが強いようです。
歩き方のメッセージと合わせていうならば、
- 自分には能力があると思う一方で、ゆるぎない自信というものがない
- 自分の弱いところや、できない姿を見せたくない見られたくない
- ちゃんとしないと大人じゃない、仕事ができる人だと思われたい
- 仕事で評価されキャリアを積みたい、ちゃんとした結果を残したい
などがあります。
結局、何に対しても「自信がない」のです。どんなに精一杯やった仕事でも一瞬は手ごたえがあっても”結果”が残せていないような気がしているのです。そして焦燥感ばかりが募る・・という状態です。
本当は上司とうまくいいプロジェクトをしていきたい。そうすればお互い心地よくきっといい仕事ができると思っているのだけれど、自分の弱さを認めたり、できない自分を周りに知られたくない。これが自信のなさにつながり心の余裕をなくさせ、結果、主語が「私」から「上司」に変わってしまっているのでした。
- 私は結果をださなければいけない!=上司は結果を出すのが当たり前だ!
- できなくてもやるのが大人!だから私はやる!=この程度の事もできないなんて、上司は私より大人なんだから、このくらいやってよ!
- 本当はやりたくないけど私は我慢してちゃんとやっている!=上司なんだから、私よりもっと我慢してちゃんと仕事して!
ということになります。
先程ぎこちなさを隠そうとしているとお話しましたが、これは細部を微妙に調整し均整を保って歩いている姿です。知らず知らずのうちに、筋肉も神経も張りつめているのでこれはかなり疲れるはずです。
そう思うとキリッと頑張っているオンの時と疲れてぐったりしているオフの時がイメージできて・・・思わず愛おしくなってしまいます。すごい頑張ってる!!
身体には、感じ方や捉え方の癖が染み込んでいます。つまり身体はその方の思考の記憶装置。
歩くことはその記憶装置を利用して動く「基本プログラム」なので、動き方をみればプログラムのどこがおかしいのかが分かるのです。
その基本プログラムの中で小さなエラーが起きてもすべて無視して次に進むという、プログラムができあがっている方もいるんですよ。
この場合、いきなり大エラーになって、一切先に進めなくなります。
話を戻し、このように上司のせい!と自分の弱さを周りに反映せざるおえないプログラムの方には、プログラムを変えて頂く為に、その方にあった歩き方をお伝えします。例えば首の後ろと丹田の使い方などがあります。
身体という記憶装置の使い方と基本プログラムの歩き方を変えると、エラーなしで進めるはず。
歩くという日常から少しづつ染み込ませることで、気がついたら未来が変わっていきます。
ご自分のありたい未来、そして本当に真面目で誠実で優しい方こそ、イキイキと笑顔で、自分の才能と能力を発揮して活躍して頂ければ、本当に嬉しいです。
きっと人生がもっと楽しくなりますよね!