歩き方診断でみる「無害な人間になろうとする心」

個性や意思が強いからこそ、周りにそれが見つからないように無味無臭の人間だと装う、無害だと思ってもらう為に立ち居振る舞う。

今日のお話は

  • 個性的で、実は周りと興味関心が合わない方
  • 自分の世界観を明確にもっているが、周りに理解されがたい方
  • ロジックや方法論では語りつくせない感性をもっていると感じる方

にお読みいただきたい記事です。

内に圧倒的な美意識と意思を持ちながら、一般社会ではそれを出すことはない。周りに我儘や我が強いと映ってしまい、敵だと思われたり浮いてしまうような気がするから。

そして本当は内にハッキリした美意識をもち個性的で際立つ存在であると分かっているゆえに、一般社会では生きづらさを感じているかもしれません。

過日、歩き方診断を受講して下さったY様の歩き方は、可愛らしく微笑ましく子供が楽しそうに歩いているような脱力感がありました。

良く見せようというところもなく気張るところもないよう・・ですが、引っかかるものがあります。

例えば、子供の腕の振り方は大きくて特に前に振る傾向があります。思いっきり前に振って勢いで後ろにも振る、といった感じでしょうか。

ひじを伸ばして振れば、なおさら子供らしい歩き方です。

大人になると、こうは歩かなくなります。

なぜなら大人になると身長が伸び足が長くなるので、腕を大きく振ることは不安定で、身体全体がぶれたり引きずられたりします。

つまり、大人の方でこの歩き方をするということは、子供の可愛らしさを無意識にまとおうとしていると考え、この歩き方からのメッセージお伝え致しました。

その結果、Y様から出てきたのは「自分は無害な人間だと周りに思ってもらうようにしていた」という言葉。

歩き方とすり合わせれば 「自分は子供だから分からないし、みんなと仲良くするし、変なことしないよ。」という、 相手よりも自分の方が少し下手にでるような、一歩相手より後ろに引いた人間関係を作っているということが分かりました。

Y様は「自然」であることを大切にし”そうありたい”と思われていましたので、 そうなると自分の思い描く未来に行くには、この関係構築の仕方を変える必要があります。

これらを踏まえ、ご意向をくみながらも「子供を装うことによって隠してきたY様の強い部分」を身体から入れ込む姿勢の作り方をお伝え致しました。

陰陽・万物すべてを持ち合わせ、鋭い美意識と意思をもつY様のようには、マネしようと思っても誰もマネができません。

ただ優しい言葉をかけるだけの生ぬるさが分かる方、分かった上で許す方。

強いからできること。本当はド強いしハッキリとした自分を持っているんです。

このような個性と美意識をもつ方の歩き方は、だだ漏れするその内面の美しさに心が震えるよう。すごくピュアな内面がそのまま歩き方にでる瞬間など、まるで自然の花々と話しているようです。

Y様に限らず圧倒的な個性をもつ持つ多くの方が、自身の美意識を人々や世界に放てば美しい世界がつくられる。そんな風に感じました。

歩き方診断では、いやがおうにも心の姿勢まで伝わってきます。それをお伝えすることで、その方がよりありたい姿に近づく事、それを喜びにしています。



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