例えば仕事の場面で、誰かと張り合ってしまうことはありませんか?
負けたくない、評価されたいというのも何かを張り合っている状況かもしれません。
- 同期の○○には仕事で負けたくない
- 男性と同じように女性だって仕事ができることを証明したい
- 新しい職場で自分の実力を見せつけたい
- 上司より自分の方ができる、上司は無能だ!
などもありますね。
過日歩き方診断を受けられたAさんは、外国語も堪能で大きな企業に勤めていらっしゃいます。また歩き方も習ったことがあるということで、型にあわせてキレイに歩いていらっしゃいました。
しかし私が歩き方から受け取ったメッセージをお伝えするやりとりの中で、ちょっとズレた答えが返ってくるのです。
平たく言うと、相手の話をちゃんと聞いていないよう。相手が話している間に次に自分が話すことや反論や論破することを考えているようです。
型にあわせてキレイに歩いていると先に書きましたが、実は私がお伝えしたメッセージは、「型」にあわせてちゃんと歩いている私、習ったことをちゃんとできている私、すぐに習得している私、どこかミスがありますか?優秀でしょう?というメッセージでした。
私は間違っていない! という強さです。
率直にその旨をお伝えして、お話を進めていくと、昔から優秀だと言われてきたし、正直自分でもそう思っている。
だから、仕事ができない人、無能な上司には「こんなこともできないのか」と思ってしまう、とのこと。しかも、「無能な上司をさらにその上の上長は厳しく対応しない、おかしい!」と。
このような私は優秀なのに、間違っていないのに!が歩き方や、口調・言葉選び・表情にも現れているため、日常の中では周りが少し引いているのかもしれません。
しかしこれも、幼いころから周りの期待に応えてきたからこそ。
勉強ができること、気がつくこと、大切に育ててくれた両親の為や周りを失望させたくない、社会のために頑張る、何より私はできる!強くなる!そう思って頑張ってきたからです。
まだ30代のお客様です。思う存分やってほしいなと個人的には思っています。
ただ今の働く姿勢を40,50代になっても続けることは不毛な時間になります。
このタイミングで歩き方診断にきてくださったことを嬉しく思い、歩き方から自分への安心感、心を落ち着かせるポイントをひとつお伝え・実践しました。
また、歩き方に出ている癖は話し方にも出ていましたので、そのポイントも合わせて。
歩き方診断に来て下さる方は、本当に一生懸命に仕事や目の前に関わっている方ばかりです。
だからこそ、一生懸命さが伝わらなかったり、続けていくうちにねじれてしまう。とても誠実で実直で愛すべき方ばかりです。
心や捉え方はすぐには変わりません。しかし歩くという日常の身体の動きを変えることで、心を整え笑顔で仕事をしていきませんか?
こういう誤解されている方にこそ、心を平和にするために自分を自分で健康にするための歩き方をいかせば、きっともっと人生が明るくなるはずです。