こんにちわ、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。
「リュックを背負うと猫背になる」ということはありませんか。 今やスーツにリュックは当たり前、リュックはふだん使いのアイテムとなりましたが、一方でこのような悩みを持つ方も増えてきています。
本日のブログはこのような方のお役にたてば嬉しいです。
- リュックを背負うと猫背や姿勢が悪くなっていると感じる
- リュックなのに肩が重くなったり首がこったりする
- 気がつくと首が前にでている
- 上半身が前のめっていると感じる
- 体にあったリュックを知りたい、選びたい
姿勢や歩きの観点からいっても、ショルダーバックや重い荷物を片方の肩にかけているよりもおススメではあります。 しかし背負い方によってはより体に負担をかけ肩や首が重くなることも。むしろリュックを背負うことで姿勢や歩きが悪くなったり印象が暗そうだったりかっこ悪くなるのは嫌ですよね。
では、どのように背負えばよいのか、体に対してどういう負担がかかるのかを見ていきましょう。
※こちらは音声でもお聞き頂けます。下記音声かこちらのサイトからお聞きくください。
【リュックの背負い方】
①リュックの肩ひもを自分の体形に合わせる
まず購入したら自分の体形に合わせて肩ひもを合わせましょう。使っているうちに肩ひもが伸びてきたら都度調整することもお忘れなく。
もし長いままで使っていると「てこの原理」により、中身が重いほど首や上半身が前に出やすくなり、しかも負担がどんどん増していきます。
もう少し詳しく書きますと、リュックの中身が重いほど体からリュックが離れ後ろに荷重がかかります。この分、体を前に出し前後のバランスを取ろうとする、ということです。
特に最近は肩ひもをかなり長めにして荷物が お尻のあたりにくるような背負い方をしている人も少なくありません。これは「てこの原理」からみても猫背や悪い姿勢を引き起こすリュックの背負い方です。
②背中のあたり部分が適度に硬いものを選ぶ
背中に当たる部分が柔らかいと荷物を入れた時にふにゃッと曲がってしまいます。しかも肩ひもを短くしても曲がります。
結果、①の肩ひもの時と同様のてこの原理により後ろに荷重がかかる分、体が前に頭が前に出てしまいます。背中にあたる部分は硬めで背中のカーブに沿っているもの、またはパソコンなどを背中側に入れて硬さを出してください。
③荷物の入れ方を工夫する
②にも関連しますが、背中側に重いものを持ってくるとGOOD。体から離れるほど重いものはより重く感じますので重いものはできるだけ体に近づけるということが鉄則です。
また片方に重さが偏らないよう左右均等に荷物を入れましょう。このようなことを気をつけるだけでもリュックによって姿勢や歩きがおかしくなることが減ってきます。
【まとめ】
姿勢や体の負担を軽くしようと選んだリュックでより猫背になる、というのは本末転倒です。しかしここに書いたような視点でリュックを選んだり調整すると、体も軽くなり姿勢よく颯爽と歩けるため、健康的でよりアクティブに動き回ることができるでしょう。印象も良くなりますし一石二鳥です。
ただ、もしリュックを調整しても猫背が良くならないということであれば日頃の座り姿勢やデスク周りなどの環境、生活の癖が体の癖として染み込んでいるかもしれません。そんな時にこそ、講座やレッスンにどうぞお越しください。
良い姿勢は、意思ややる気、気合では続きませんしできません。環境的・身体的・心的要素から、猫背や歩きの癖を診断し、体も心も軽やかに快適に過ごすヒントをお伝えしています。
自分の身体に合ったリュックや環境、歩き方が身につけば、もっと毎日が楽で軽やかになっていきますよ!身体も心も軽くして、いい毎日と人生を送っていきましょう。