こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。
「来年は○○しよう」
2025年を目前に来年の計画を考えている人は多いと思います。
しかしその前にやって頂きたいことがあります。
それは「振り返り」です。
未来の計画を確実に実現したいと思うなら、振り返りこそが重要であり、振り返りのない計画はありません。
なぜでしょうか?
それは振り返りをすることで
「経験による直感を磨き、自分にとって適切な選択ができるようになる」
からです。
直感と聞くと「神が下りてくる」という表現がされるなど偶然的なものと思わるかもしれません。
しかし実際にはその直感が過去の経験により磨かれることを、きっとみなさんも感じているのではないでしょうか。
例えばその道のプロの判断が素人の判断とは違い、かつ正しかったということはよくあることです。
特に自分の人生において、適切な選択をするためには過去に実行したことの振り返りを行い、再度計画し振り返ることの反復が効果的だということです。
これを裏付ける、ある話があります。
イラク戦争開戦前のペンタゴン(国防総省)の演習が行われた際、近代兵器と情報システムを万全に備えたアメリカ軍とそれらに劣る疑似イラク軍をコンピューター上で戦わせたところ、疑似イラク軍が勝利したのです。
疑似とはいえ、圧倒的な技術力と情報収集能力や兵器を持っていたアメリカ軍が負けたのは、疑似イラク軍を率いたリーダーの「経験による直感」によるものでした。
このリーダーはベトナム戦争で指揮した経験があり、その際に逐次記録し見直し、自らの判断を検証していた
というのです。
この繰り返しが血肉となり的確な「選択」が「直感」かのようにできるようになったからこそ疑似演習で勝利したのです。
以上のように「直感」を「経験による適切な直感」にしていくためには振り返りが必要です。
ここまでで振り返りが必要なことは分かって頂けたと思います。しかし振り返りはおざなりになりやすいものです。
なぜなら「やりたいと思っていたのにできなかった自分をみたくない」という感情的な側面が大きく影響するからです。
事柄の大小に関係なく「できなかった」という感情が残っているので振り返りができないのです。特に情緒的で感覚的な方ほどの側面は大きいでしょう。
ではどうすれば?という話ですよね。続きは次回のブログにて。
ところで、ここまでお話と歩くことがどう関係するんだろう?と思った方もいると思います。そのあたりの話もさせて頂きますね。次回もお楽しみに。