- 階段でころんでしまった
- 何もないところで何度もつまづく
- 転んでも持ち直せると思ったのに、そのままドデーンと派手に転んでしまった
このような経験があれば、筋力・バランス感覚・脳機能などが加齢とともに衰えてきたサインといえます。
転倒の要因には環境的要因・心的要因もありますが、中高年と言われる世代の方にとっては身体的要因が思わぬ転倒に繋がりやすいもの。なぜなら、特に40代、50代は身体は衰えてくる半面、気持ちは「まだまだこれから」とった状態で身体と心にギャップがでてくる世代。「まさか、自分が転ぶとは」という世代だからです。
筋力・バランス感覚をはじめ、空間認識能力や注意力など若い頃のようにいかないからこそ、ふだんから自分の身体の動きや日常の歩き方で自分の転倒リスクをチェックしておくことも習慣化しておくと良いですね。
<転倒しないための歩きのチェックポイント>
● つま先をあげて歩けているか
つま先が上がらない「すり足」は絨毯やカーペットなど段差ともいえないところでつまづく危険が高くなります。足首を使いつま先をしっかりあげて歩きましょう。
● 重心が後ろにのっていないか
年齢を重ねるにつれ、重心がだんだんと「かかと」側にかかってきます。こうなるとヒザがまがり腰が落ち首が前に出てすり足になります。足裏全体で着地したうえで親指の付け根あたりに重心をのせましょう。
● 階段を上がる時に、つま先だけで上がっていないか
かかとを着地せずつま先だけで上がる癖は、慌てていたりイライラしたり気もそぞろ・・・といった時に思わぬ踏み外しにつながります。足裏をしっかり地面に着地させましょう。
いかがでしたか?
日常の歩くということから見つめ直し、転倒やつまづきを少なくしていきたいですね。きっとこれからの人生がもっとやりたいことで溢れていく世代ですから。
良い歩きで、毎日を快適に颯爽と過ごしてまいりましょう!