ストレスを感じた場合、あなたは身体のどこかに痛みや症状がでたりしませんか?
人によって身体に出る症状な様々ですが、今日はストレスによって胃が痛くなることについて姿勢の観点と私の心理的見解を踏まえて綴ってまいりますね。
●胃痛を引き起こしやすい姿勢
胃痛を引き起こしやすいのは「背中猫背」と呼んでいる背中の部分が大きく後ろに丸まった姿勢です。 猫背にはいくつかタイプがあり、その方の生活習慣や身体によってどの猫背が一番特徴的にでるかは変わってきますが、この背中猫背の方を気にされる方はとても多いですね。
なぜこの背中猫背が胃痛を引き起こしやすいかというと、この猫背は主に首~みぞおちくらいまでの神経の伝達に影響を及ぼすからです。
ですから、胃痛以外にも
- 咳込みやすい
- 逆流性食道炎などを起こしやすい
- 声がでなくなったり、のどが痛みやすい
- 呼吸が浅く気が付くと息が止まっている
などの症状や身体の状態を起こしやすい姿勢です。
●心理的・精神的な面から紐解く
胃は消化器官、外から入ってきた身体にとっては異物といれる食べ物を身体に取り込むかどうかのジャッジをする器官です。
他人の意見や価値観、環境や状況を「消化できない」「取り込めない」という心理と言い換えることができ、自分の価値観や計画にそぐわないものを柔軟に取り込むことが苦手な傾向も。
どんと肚を据えて何でも来い!という心理よりは、 絶対受け入れられない!・・けれどそれを表立って外に吐きだせない。というジレンマを抱えながら、時には自分自身に対しての苛立ちや、周りへの苛立ち、そしてそのもとになる恐れや自分の弱さを見たくないという心境が考えられます。
あくまで、多くの歩き方を拝見しての私なりの見解です。
●そもそもストレスとは
仕事や生きていく為に必要な適度なストレス をユーストレスと言うそうです。この適度なストレスは、目標や期待とも言い換えてもよいかもしれず、負荷をかけた筋トレで筋肉が今まで以上に大きくなったり強化されるような効果があるのかと思います。
胃の痛みを引き起こすストレスはこれとは違い、自身の固定概念や価値観が関係しています。
歩き方診断で歩き方を拝見させて頂くと、身体の重さが下半身にどっしりとのっておらず、胸から上の首や頭に重みがあるような歩き方が多いと個人的に感じます。上が重く下が軽いアンバランスさとそれをなんとか支えようとする、無理な力が全体に入っています。
しなやかさよりも鋼のような張り詰めたような力、そしてそれと相反するような弱々しい足取り、とでもいいますでしょうか。
おひとりおひとり違いますが、そのような傾向があります。
固定概念や価値観から起こす身体への変化や症状は、思わぬところにもその影響が広がっているということですね。
このような時こそ、変化のチャンスです!新しい考えや価値観に適応しながら、人生のバージョンアップしていきましょう。