猫背は全人類がなる身体のかたち。
身体のかたちは、骨格や筋肉のくせによってかたちづくられており、これは遺伝の影響もあるが日常の身体の動きに左右される。では 日常の身体の動きは何に左右されるかといえば「環境」である。
今日は「 猫背になりやすい環境」について深堀したい。
まず姿勢が良い人というのは、猫背にならないのではなく”猫背になりにくい環境をつくっている”といえる。また365日姿勢よくピンとしているわけではなく”必要な時だけ”姿勢をよくする勘所を知っているともいえる。
環境の中でも特に注意したいのが「座る環境」である。
日本人は座っている時間が世界一長いと言われる。つまり座りの民族である。当然座り続ける時間が長いほど、身体の動きやかたちに影響してくる。
では猫背になりやすい環境とはどんな環境なのか。
チェックポイントは以下の通り。
- 深く座ると足が浮くイスである
- 机のふちにお腹があたるまでイスを引こうとしても足が前にあたる
- キャビネットを移動できず、良く使うものは左右どちらかに決まっている
- パソコンが真正面にない
- イスが大きい、またはイスが小さい
- 机が高すぎる、または低すぎる
- ノートパソコンを使っている
- こたつや床座りの時間が長い
- 柔らかく身体がしずむソファである
など。
この環境は大人にも子供にも当てはまること。加えて言うと家族で使うダイニングテーブルについては、”誰の身体にも合っていない”状態になっていることも多い。
次にこの環境をどう整えるか?が問題である。それは上記のチェックポイントの逆なのであるが、てっとりばやく改善できるのは
- イスに深く座ると足が浮く
- パソコンが真正面にない
あたり。例えば以下には足が浮く場合の解消方法がある。
パソコンは真正面になんとか移動するとして、イスの座り方についてはこちらをお読みいただきたい。
姿勢を良くしよう!という気合では姿勢がよくならないのは、このような環境が影響しているためということも多大にしてある。 まず自分の座り環境があっているのかを見つめ直すことが第一歩。
今の座り環境が自分にあっているか分からない場合は、1時間座って仕事をした時に集中できるかがポイント。イスの上で正座をしてくなったり、足をぶらぶらさせたくなったりしていたら身体にあっていない証拠である。
ふだんの環境を見つめ直し2021年は仕事に集中できる環境でスタート。
きっと気分まで一新し爽やかなスタートがきれるだろう。