こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
「姿勢を良くしようとすると、胸を張りすぎてしまう」ということはありませんか?
特に鏡を見て姿勢を良くしようとすると、「身体の前側」ばかりがフォーカスされ前側だけが伸び後ろ側がそのままという、全体的に反ったように見えることがあります。
この姿勢は、
- 疲れやすく
- 続けていられない
- 頑張っているように見える
なにより、「身体に負担をかけない良い姿勢」とは言い難いもの。以下の三つの箇所にボタンを閉めると思って姿勢を整えてみませんか。
- みぞおちのボタン:左右のあばらを寄せるようにして、みぞおちでボタンを締めます。姿勢を良くしようとするとまさにこのみぞおちが開いてしまうことが多いためです。息を吐きながらみぞおちのボタンをしめます。肩がすぼまらないようにデコルテは開いて。
- 丹田のボタン:丹田とは、おへその指3本下あたり(下腹)を指します。身体のうまく使うという点で最も重要な部分と言えます。左右後ろから布を寄せるようにしてへそ下でボタンをしめます。
- 股のボタン:足の付け根、股の間にボタンがあると思って寄せ合います。丹田と連動しているため、丹田のボタンがしまるとここもしまりやすくなるでしょう。下半身・足を効果的・効率的に動かすことができ、内転筋、骨盤底筋と言われる筋肉を鍛えることにもつながります。
良い姿勢の整え方が分からなくても、まずはこの三つのボタンをトライしてみてください。前側の伸びすぎを防ぎ、身体全体をうまく使うことができます。
すぐにできるかは人によりますが、日々トライしてみてくださいね。
きっと「あっ!こういうこと」というのが分かり、姿勢が良いことの心地よさを体感できます。