こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
やる気がまんまんで明るく笑顔に過ごす一日、すごくいいですよね!しかし実際には毎日やる気でいっぱいというわけにはいきません。落ち込むこともあるでしょうし、そのようなアップダウンは人間には必要だと思います。
思いきり落ち込んだあと、よしやる気を出して頑張ろう!と思ったら、そのやる気を倍増させて、より集中力を高めていい気流にのっていきたいですね。
本日はやる気をぐんぐんアップする歩き方をつづってまいります。
【からだの動きが心に与える影響】
体をどのように動かすかという身体的な動きは心的な動きにも影響を大きく与えます。例えば、姿勢を良くして目線をまっすぐにして「やる気まんまんです!」と声をだすのと、猫背になってうつむむき加減で「やる気まんまんです! 」というのと、どちらの方が元気がでそうですか?周りがではなくあなた自身が、です。
これまでの講義やレッスンでの私の経験からいいますと、姿勢を良くしての「 やる気まんまんです! 」は「自然」、「やる気がでる」「頑張ろうという気がする」という感想が多く、反対に猫背の場合は「不自然」「やる気まんまんと言っているのに気分がふさぐ」「暗くなる」と感じる方が多いようです。
いくらポジティブなメッセージを言葉として発したとしても、脳では体のメッセージを優先してしまう、ということがこのことから分かります。
つまり、やる気をだそうと思ったら言葉だけでは足りない、体でやる気のでる形や動きをするということがキーになってくるということです。
【歩くことでやる気をあげる】
やる気をあげるにあたっててっとり早いのは、日常の歩き方を変えることです。その大きな理由のひとつは、やる気・意欲・快楽の神経伝達物質であるドーパミンが歩くことで分泌されるためです。
さらに前述した体のメッセージを前向きなものにするために姿勢を良く視線をあげて歩けば、ポジティブなメッセージを脳に与えることができます。ちなみに歩き方というとフォーム(形)というイメージがあるかと思いますが、スピードや歩幅もこれに入ります。
これらに当てはめると、やる気をぐんぐんあげるには「スピードを速く、後ろ足での蹴りだしを意識して前に進む推進力を意識して歩く」のが良いでしょう。
風と肩の間に風が通り抜けるように、そして目の前の景色がどんどん切り開かれて、人々が自分の為に道をあけてくれるかのように、です。この時に足の力だけで歩こうとすると、後ろ足の蹴りだしを長くつづけることはできません。丹田(おへそのゆび3本ほど下)を安定させここに力を籠めるようにして歩きましょう。腹で歩くのです。
【最後に】
やる気という見えないものを、体の動きという見えるものからコントロールできれば、落ち込んだ時にも気持ちがのらない時にも自分を奮い立たせたり、感情をコントロールできるようになります。やる気を出す時と落ち着く時というメリハリもつくれるので生活が整います。
なにより、よしやろう!というやる気が生まれてくる瞬間は、とても気持ちが良いもの。そしてきっと、感情を安定させ人生の困難をよりスムーズに乗り越えるヒントにもなるはずです。
もし歩き方からやる気を出したいと思ったら、歩き方診断のサイトものぞいてみてください。
歩くという当たり前のことを見つめ直すことで、 自分について新しい発見もあるはず 。きっと仕事やプライベートがもっと充実していきますよ!