気に入って買った靴を初めて履いた時、靴ずれができてしまいませんか?
サイズはあっているはずなのに、歩くと痛い・・。あの痛みは本当につらいですよね。
かく言う私も、必ず靴ずれを起こす一人です。歩き方がいいから靴ずれしないのでは?と思うかもしれませんが、足には個人差があるのでこればかりは解消できません。
今日は靴ずれについて、これまでの経験も踏まえて綴っていきますね。
●靴ずれの原因とよく見る○○な人
靴ずれの原因は、総じていえば足と靴があっていないことです。靴の中で足が動き擦れ合ってしまうのです。
縦幅・横幅・高さなどのサイズがあっていないといえばそれまでですが、サイズをあわせたはずなのに靴擦れが起こることもありませんか?
これは足の形状と靴の木型が合わない事や靴の素材が影響しています。
足の形状には大きく、エジプト型・ギリシャ型・スクエア型があります。一方でメーカーやブランドによって木型に傾向があるため、自分の足形とメーカー・ブランドの木型の傾向があっていなければ靴ずれを起こしやすいと言えます。
例えば日本人はエジプト型が多いと言われ、海外に多いギリシャ型の靴が合わない!ということもよくあります。
また私の経験上多いのは
- 靴ずれが嫌なので、大きめのサイズを選んで履いている
という方で、男女問わずいらっしゃいます。こうなると歩く時に逆にいらぬ靴ずれを起こしたり、足指に力が入りおかしな歩き方になり足の形がべろ~んと広がる等変わってしまうこともあります。
●靴ずれの傾向は?
いつもどこが擦れて痛くなりますか?私は圧倒的にかかとです。
ヒールの方は、小指や親指などの足先が擦れる方も多いでしょうし、足の甲まで覆うタイプの靴では、足の甲が擦れる方もいるかもしれません。
例えばかかとの場合、足の内側にできるか外側にできるか、または両足にできるか片足かを観察してみてください。
歩き癖が靴ずれから分かります。
- 右足は内側にでき、左足は外側にできる=左側に重心が寄っている
- 両足共に内側=X脚。内股。子供っぽい歩き
- 両方とも外側=ガニ股、外側重心といいO脚に見えやすい歩き方
などです。
このような歩き方の場合、靴ずれしない靴でもおかしな靴底の減り方をしたり形が崩れたりということがあります。
●とはいえ足の部位は個人差があります。
今までの私の経験上ではありますが、
- かかとのでっぱりがない!
- かかとのでっぱりが大きい!
- 小指が極端に長くてどんなヒールにもぶつかる
など、足には個人差があり、しかも他人と見比べる場所ではないため自分では当たり前・これが普通と思っている方が大変多いものです。
実は3サイズ上を履いている方がいて、驚いたこともありますが、ご本人は「え?当たり前ですよね。」とひょとん。みなで「私の足はこういう足!」を語ったことを思います。
そう考えると、月並みにはなってしまいますが、
- 靴ずれしやすい部分の革を少しもみほぐしておく。
- 靴と足の間に靴下を履いたりストッキングをはいたり、すき間を埋めてずれをなくす
- ジェルタイプやクッション、パッドをあらかじめ靴ずれしやすい所にはっておく
- 自分の足形にあるメーカー・ブランドをいくつか押さえておく
など。個別の対応がやはり必要で、自分の足の形や特徴・歩き方の癖・対応方法を知っておくにつきます。
また年齢に応じて足も歩き方も変わりますので、節目節目で自分の歩みを確認し、今の自分にあっているか、そしてこれからの自分を健やかに導いてくれるかを見つめ直すことは大切ですね。
ご自分の身体に向き合う時間でご自分を大切に。
そしてご自分の歩みを見つめ直して、より快適に健やかに人生を送りましょう!