「全員が驚くくらい別人でした」
中学生の歩き方指導で頂いたご感想です。
この男の子は言葉も極端に少なくて控えめ。入っているバスケ部でも、目を引くようなタイプではなかったそうです。
彼の歩き方を身につけるプロセスは、決して良い方ではありませんでした。
でも運動神経が悪いんじゃなくて「言われた通りにやって、周りを安心させたい」という動き。
理解のプロセスや感じ方、表現が周りの子と違うから理解されない、だから自分を無しにして大人の言うように動こうとしてきたんだな。
そんな事を感じさせる歩き方でした。
「あなたはいいから。合わせなくていいので目線をここに持ってきて。私の目だけ見て歩いてきて」
彼には最後にそう言って歩いてもらったんですね。
そして「彼は言葉が少ないけれど、とても聡明。周りや状況を分かってます!」という私の言葉を先生が汲み取ってくださり、バスケでスタメン起用。そしてちゃんと結果を残してくれました^ ^
パチパチパチ〜👏👏👏
これには本当に涙がでそうなくらい嬉しくて嬉しくて。
私も言葉が多い方じゃなかったんです。何を考えているか、周りからは分からなかったタイプ。
だから彼の活躍が自分の過去を生かしてくれたみたいで嬉しかったんです。
そして彼の人生に彩りと未来に何か影響を与えることができたかなと思うと、「君からも大きな影響もらったよ」と恩返しがわりに私も頑張ろーって思うんですね。
言葉じゃなくても歩きから伝わるものを見れたこと、読み取れたことの結果。
これからも多くの方の歩き方を拝見し、喜び合いたいとますます思います。