「姿勢を習っても、結局その時はよくなっても、また元に戻るのでは?」
よく言われること、良くある質問です。
つまり習っても形状記憶のように元に戻ってしまうものだから、習っても仕方ないし、みすみす水の泡と消えるものをお金を払って習おうとは思わない ということなのかもしれません。
姿勢ってそれだけ、身につけにくくて、元に戻りやすいと思われている ということなんですね。
なんだかよーく分かる(笑)
そこで、少し視点を変えて、テニスを例にして話をしたいと思います。
テニスってラケットを使うんですが、まずその握り方、そしてボールが来た時の打ち返し方、サーブの仕方を習います。そして何時間が練習をすると、なんとなく打てるようになってきます。
その後、何回かテニスにいけば、打てなかったボールが打てるようになり、コツが分かりますね。
ではそのコツを身につけたあと、しばらくテニスをしなかったらどうでしょう。
またラケットの握り方、打ち返し方、サーブの仕方を1から初めての時のようにやり直しますか?
たぶん、ほとんどの方が「ああ、そうだった。」とやっているうちに思い出すか、なんとなく体が覚えているのではないでしょうか。それがほんの少しでも、です。
つまり、何がいいたいかと言うと、
一度習って練習したものは、そうそう簡単に忘れない。
0からスタートしても学び鍛えることによって、時間がたっても0には戻らない
ということです。
ただ1つ、忘れるコツがあります。それは学んだあと一切練習しないこと。テニスを習ってもその1回きりでその後何もしなければ忘れます。でも練習って・・・つらそうですよね。
しかしそんなにたいそうなことをしなくてもいいんです。
「毎日、この鏡の前だけは姿勢を良くしよう」
「朝は10秒でいいから、姿勢を整えてみよう」
と決まった場所や時間に姿勢を意識して整える ということを毎日に取り入れるとすんなりと生活の中にとけ込み、身に付いていきますよ。
いきなりじゃなく、少しづつ。続けるポイントですね。