スマホをおいて旅に出よう〜熱海・日帰りデジタルデトックスの旅〜(前編)

美女か妖怪か。キョーレツなインパクト

美女か妖怪か。キョーレツなインパクト

 

スマホはみない、メールもしない、SNSも電話もしない。もちろんテレビもみない、そんなデジタルデトックスな歩く旅。

今回は気軽にいける熱海編です。

スマホに頼らず、スマホに時間を奪われず。電車もバスは自由気ままな一人旅。いきあたりばたり、出たとこ勝負、自分だけが頼りです。

 

●勝負は前日から始まっている

さて、今回は来宮神社(きのみやじんじゃ)と伊豆山神社(いずさんじんじゃ)に行くこと、そしてあわよくば美味しいお昼を食べて、もちろんとびきりの温泉に入る! というのがミッションです。私は普段の旅行でも、日帰りくらいならさして準備をしません。特に一人でぶらりといくならなおさらです。しかし今回はなんせ頼りのスマホを使えないから、来宮神社→伊豆山神社→お昼→温泉と予定し、チェックします。翌日はスマホは厳禁だから次回Facebookを見るのは夜までおあずけね。

歩いて20分、見た目の地図では遠いけど歩ける距離。

歩いて20分、見た目の地図では遠いけど歩ける距離

 

●天気・・わかんないな〜。

朝。窓の外はしとしと雨が降っていてどよんとしている。昨日の予報では熱海の天気は雨のち曇りでしたが、さてどうなることやら。正直ほぼ雨だろう・・と思いながらも、ほんの少しの希望と期待をこめて折りたたみ傘をもってレッツGo!東海道線にのって2時間かけて向かう熱海への電車の車内はこころなしかスマホを見ている人も少なく取り憑かれたようにゲームしている若人も少ない。下り電車だからか気のせいか。そんな私もいつもだったら、facebookをみては「いいね」して、Yahoo!をみてしょーもない情報を見流して熱海までいったんでしょうね。

 

●どーしても目が離せない喫茶店に遭遇

来宮神社は熱海駅から歩いて20分ほどでいくことができる神社、一度歩いた事があるのでほぼ余裕で到着。とても有名な神社でアジアからの観光客でにぎわっています。天然記念物の大楠もあり、こんな雨の中でもなかなかの混み具合。これぞパワースポットというのでしょうか、さすがの風格です。

そんな来宮神社、よ・り・も!私の心をわしづかみにしたのは、駅から来宮神社にいく途中にあるここ「喫茶・プリン亭」。大江戸温泉の前にあり、隣は骨董屋というシュールさが際立つ喫茶店です。

ソフトバンクって名指し・・(笑)しかも安倍さんでしょ、下の看板

ソフトバンクって名指し・・(笑)しかも安倍さんでしょ、下の看板

 

メニューは朝焼きのプリン、カレーなど定番のものが多い様子。外から見えるアンティークな店内に心を残しながらも「せっかく熱海まで来てカレーか!」という気持ちに負けてなくなく通り過ぎました。今度行った時には必ず入りたいお店の1つです。できれば志茂田景樹さんみたいなマスターかロックな革ジャンマスターが日本が元気になるコーヒーをいれてくれるといいんですけれど。

 

●初めてなんだら、ちゃんと入り口から歩いてきなさい。

来宮神社から熱海駅まで戻り、今度は熱海駅から伊豆山神社を目指します。来宮神社と伊豆山神社は熱海駅をはさんで反対方向にありますので、両方行けばそれなりに歩きます。雨も強くびしょびしょのバックと足元。早く行きたい気持ちから、バスに乗って伊豆山神社を目指すのですが、それが良くありませんでした。「伊豆山」行きに乗ったところ、全く違う方向にいってしまい結局熱海駅から歩くよりも1.5倍は歩くはめに。今どこにいるのかも分からぬまま、しぶしぶバスの道を戻るように歩いていくと「伊豆山神社参道」という堂々たる石塔が目の前に大きく見えててきたではありませんか。バスであれば目の前に到着するはずが、参道の入り口から歩くことになったということでしょう。歩くのが好きですから「やったね♡」とワクワクする気持ちもありますが、「初めてくるんだから、ちゃんとここから自分で歩いて来なさい」というメッセージだとも感じる出来事です。

 

●ここまでの振り返り。時は金なりなの?

「時は金なり」といいますがそれは決して「効率的に時間を使え」という意味ではないのでしょう。「時間を無駄にするな」という意味であるとしたら、その”無駄”とはいったい何なのでしょう。効率的に○○するために、時間を無駄にしない為に、ネットから情報を集めて「もっとも得する」「もっとも効率的な」判断をしているつもりが、情報をかき集めるのがうまくなっただけで、結局ネットに行く先も何もかも決めてもらっているような?自分で決めているようで決めてなんていない、ネットの検索結果のままに動いているような。実はそんな毎日なんだなとこの前半までを振り返って感じました。

 

激しい雨の中、のぼりの続く参道を歩きつづけて・・・後半もお楽しみください。

 

 



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