情熱だけでは動けない？中高年からの人生設計に必要な“体力”の話

こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。

当たり前かもしれませんが、これらが確かにできる人は周囲からの信頼を得やすいものです。

しかし、実際には「やるつもりだったのに後回しにしてしまった…」「気分が乗らずに行動できなかった…」といった経験はありませんか？

後回しや気分屋の行動は、自己肯定感の低下を招くなど、人生を良い方向には導いてくれません。

そう分かってはいるのに、ついついしてしまう…

実は、その原因のひとつが 体力不足、体力低下 なのです。意志の力ではなく、身体のエネルギーが足りないことで、気力が続かず、結果として行動が滞ってしまうということです。

私自身も後回しにしたり気分で決めてしまったり‥ということを経験し、結果、チャンスを逃してしまう経験を幾度もしてきました。だからこそこの悪習慣を断つことを日々の習慣にしており、その基礎となる体力の維持をするためにこれから書くことを意識的に実践しています。

ぜひ最後までお読み頂き、自分の場合にはどんな意味があるのかなという視点でお読み頂ければ幸いです。

■体力と気力は直結している

まず特に、中高年以降は体力が自然と落ちていきます。

こうして、気持ちはあるのに動けない → 自信を失う → さらに動かなくなる という悪循環にハマってしまうのです。

もちろん、すべての人が体力低下によって動けなくなるわけではありません。

しかし、あくまで私の経験ですが「そんなの他人事」と思っていたのに、ある日とたんに気力がなくなり「こういっちゃなんだけど、会社もどうでもいい‥」とまでになったという経営者様も過去にいらっしゃいました。

体力が落ちてきたことは認識していたけれど、まさか自分が気力を失うなんてと思っていたそうです。

いやいや、それはその人だけでしょ？「気力があればなんとかなる！」と考える人は多いかもしれません。しかしこの経営者様の例でも分かるように、実は気力の源は体力 です。

例えばスタンフォード大学の研究では、人間の「やる気」や「決断力」は、身体のエネルギーレベル（体力）に直結している ことが示されています。

つまり…

特に40代、50代以降は、筋肉量の低下や基礎代謝の減少 により、20代・30代の頃とは違って「気持ちだけで動ける」という状況ではなくなってきます。

そして、体力が落ちると、脳のエネルギー（意志力）も低下 します。
その結果…
✔ 仕事のパフォーマンスが下がる
✔ 人と会うのが面倒になる
✔ 新しいことにチャレンジする気が起きなくなる

つまり、体力の低下は、人生の選択肢そのものを狭めてしまう のです。

では、どうすれば体力を維持し続けられるのでしょうか。
答えはシンプルです。

情熱があっても、それを行動に移すには「動ける身体」が必要です。
そして、体力づくりの中でも 最もシンプルで効果的なのが「歩くこと」 です。

気分が前向きになる（セロトニンが増加）
- ウォーキングをすると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン が分泌され、気持ちが安定しやすくなる。
- ストレスを減らし、やる気を引き出す効果がある。
思考がクリアになる（前頭前野が活性化）
- 仕事のアイデアや人生の方向性に悩んでいるときは、デスクに座っているより歩いたほうが解決しやすい。
- 「考える」より「歩く」ことで答えが見つかる。
行動する習慣がつく
- 毎日歩くことで「今日もできた！」という小さな成功体験を積み重ねられる。
- その結果、「やると決めたことをやる」行動力が身につき、仕事やプライベートでも行動しやすくなる。