こんにちは、歩き方コンサルタントの篠田洋江です。オンラインウォーキングスクールを運営しています。
座り姿勢が、肩や首のコリに影響していることをご存じですか? 実はイスへの座り方で体も心も人生までも影響を受ける・・といっても過言ではありません。今日はこの座り姿勢についてつづってまいります。
【もしかして座りっぱなしの人生?】
立っている時間と座っている時間、あなたの仕事はどちらが多いでしょうか。以前300人を対象に姿勢のセミナーを行なった際はなんと300人中2名が立ち仕事、残りのみなさんは座り仕事という経験があります。人生の3分の1は眠って言いますが、その残りのほとんどは、実は座っていることがほとんどなのかも?
【座り姿勢が悪いと全てが帳消しも過言ではない】
立ち姿勢が悪いよりも、座り姿勢が悪い方が体への負担は大きい、と思ってよいでしょう。立ち姿勢がどんなに美しくキレイで素晴らしくても、座った時に猫背だったり、ひじをついたり、脚を組んだりしていれば帳消し、いえそれ以上に悪い影響があります。「姿勢が良いとほめられるのに、肩こりや腰痛持ちだ」という方は、座り姿勢が悪い可能性があります。
【座り姿勢が改善されると、慢性的な痛みが改善されやすい】
なぜ座り姿勢が悪いが体への負担が大きいのでしょうか。それは人間のもっとも大切な部分「頭」の位置と、それを支える背骨の関係にあります。まるで積み木が積み上げられたような構造をしている背骨、この背骨の上に頭が乗らないと筋肉の補助が必要となり、不要な肩こりや腰痛に通じてしまうのです。立っているといくら頭を前に出そうと思ってもたかが知れていますが、座ると頭がどんどん前にでますから、座り方を変えない限りは慢性的な肩こり・腰痛からは抜け出せないのです。
●からだに負担をかけない座り姿勢
骨盤が起立している事、これが最も大切です。骨盤を起立させるとは、地面に対してまっすぐ骨盤が立っている状態のこと、これがなかなか難しいのです。ですのでぜひこれを試してみてください。
1)立った時の腰の後ろの状態(少し腰がそっている)を手で確認する。
2)1)の状態がいったん崩れても良いので、イスに座り、状態を斜め45度にする。
3)お尻をイス背もたれの奥にぐいぐいと寄せ、イスの座面と背もたれの角にお尻がすっぽりはまるように座る。
4)状態を起こす。1)の腰の状態と同じかどうかを確認する。
イスの座面と背もたれの90度の角を使う事で、比較的楽に骨盤を起立させることができます。「意識」だけではない具体的な骨盤の起立方法、ぜひ試してみてくださいね。
【まとめ】
座り方が変わると思わぬ良いこともあります。それは脳の血流が良くなったり集中力が増したりというもの。もししっかりと姿勢を見つめ直したいと思ったら、歩き方診断も役に立ちます。よかったらのぞいてみてください。
姿勢からもっとイキイキ元気に!毎日のことだからこそ、きっと毎日が快適になっていきますよ。